3度目のロックダウン・コロナ禍の子ども達へ、グラッファローからのメッセージ
みなさんは、どんな年末年始を過ごされましたか?言わずもがなのコロナ禍で、普段とは違うクリスマスやお正月だったことでしょう。
ここイギリスでは、クリスマス直前にイングランド南東部を中心に、規制がTier 3へと引き上げられ外出規制が出されました。当初の計画は、クリスマスはなるべく家族と過ごせるようにとのことで、イギリスは11月に4週間のロックダウンを敢行。なんとか耐えて「さあ、クリスマスだ!」と期待した矢先に、クリスマス中止のアナウンスメント。がっくりきてしまいました。
そして追い打ちをかけるように、年明け早々イングランドは3度目のロックダウンとなりました。大まかに言えば、生活必需品の買い物と1日1回外での運動以外の外出は禁止、学校閉鎖で子ども達は自宅学習かオンライン授業といった日々です。イギリスは国からの「命令」となるので、従わなければ警察が乗り出し逮捕・罰金刑が課せられるんです。そんなわけで、粛々といった感じで生活しています。
さて、大人でさえ慌ただしく困惑しながらの日々に、子ども達にこのコロナ禍という現状をどう説明するか、というのは小さなお子様を持つ親御さんや保育に関わる人ならみんな難しいと思ったのではないでしょうか?必要以上に怖がらせず、でも気をつけなくてはいけない点は徹底させたい。それを幼い子どもでも理解し実行できるように。
そんな折、日本でもおなじみの「グラッファロ―(邦題:もりでいちばんつよいのは?)」の絵本作家とイラストレーターがグラッファロ―やその他のキャラクターを使って、子ども達に分かりやすいコロナ禍の過ごし方をイラスト配信してくれたのです。ソーシャルディスタンスやマスク着用、そしてロックダウン中は家でどんな過ごしかたがあるのかなど、お馴染みのキャラクターたちが、物語に沿って教えてくれるものでした。
「『おうちにいようね』とグラッファロ―はいいました。」(詳しい記事を読む/The Gurdian)
思わぬところからのサポートに大助かり。子ども達の笑顔にホッとしたのを覚えています。
これは1回目のロックダウンの時のものですが、3度目ともなると更にいろいろなサポートが出てきました。
ロックダウン中は小学生以上であれば、自宅学習やオンライン授業などが行われます。ただ、特に小学生の子どもの自宅学習にはかなり難航していて、親御さんもぐったりの日々でした。その手助けとして、例えば最近ではBBC(英国放送協会)が年齢別になった自宅学習用の教材を無料で提供し始めました。動画やゲームなど、子どもが楽しみながら学べるような工夫があって、友達とも会えずお家にいて課題をしなくてはならない子どもの役に立っているようです。
みなさんも、この「新しい日常」を過ごす中で「これが役立った!」というような経験はありませんか?是非 info@kaigaihoiku.com まで聞かせてください。